千葉ロッテマリーンズあるある 鈴木長月 TOブックス
「カープ女子」や「ベイガールズ」など最近は、若い女性たちの野球ファンが増えているとはいうが、やはり若い世代には野球よりもサッカーファンが多いのではないだろうか。
ただ、タカさん位の年代になるとやはりサッカーファンよりは野球ファンの方がはるかにおおいような気がしないではない。
但し、野球ファンの中高年といってもやはり、巨人か阪神のファンがほとんどで、パリーグ、まして千葉ロッテファンの中高年となると全体からみれば圧倒的に少ないのではないだろうか。
マイナーになりつつある野球のしかも（どちらかというと）弱小球団である千葉ロッテのファンにとっての「あるある」などというのは、超マイナーネタ、いわばオタク的なネタになると思うが、そんな超マニアックなあるあるネタが載っている1冊だというので勇んで買ってみた。
240のあるあるネタが紹介されていて、マリーンズファンであるタカさんは、おもわず「そうそう！ あるある！」とニヤリとしてしまうものばかりだが、マリーンズファン以外には、全く「何をいっているのだか分からない！」というネタばかりだ。
先週3位日ハムに2.5ゲーム差に詰めた時は、本書にあった「シーズン終盤にCS争いができていたら何となくいけそうな気がする」というあるあるは今もタカさんの心の隅にはあるし、ここのところ連敗が続いているロッテだが、連勝している時よりもなぜか連敗が続いている時の方が、QVCの観客数は増えるのは、どうもロッテファンのいくらかマゾ的な心理が働いているようにも思えてくる。
あとまだ40試合も残っているのだから、ロッテのCS進出、そして日本一への夢はまだまだ消えた訳ではないのだ！（実際、09年にはリーグギリギリ3位から日本一になったこともあった！）
（14年7月発行）